進路に悩む中高生へ

 

あなたの夢はなんですか?

私が保育園に通っている頃は、スポーツ選手やパイロット、ケーキ屋さん、おもちゃ屋さんなどが人気でした。
最近でもその傾向は変わらないようです。
好きなもの、興味のあることを素直に認めて、能力や経済的な理由などに縛られることなく、まさに「夢」を自由に持つことができる年齢ですね。
小学生以降になると、これらに加えて、獣医や学校の先生、美容師、看護師など、少し現実味を帯びた答えが増えてきます。
成長するに従って、将来の自分の姿を鮮明に描こうとするようになるのかもしれません。
その中で、現在の経済状況や雇用状態など、子供を取り巻く環境、社会の影響は大きいと言えます。

■夢を持てない子供が増えている

Benesse教育研究開発センターが実施している「子ども生活実態基本調査」。
小学生、中学生、高校生それぞれに「なりたい職業の有無」について尋ねたところ、2009年の調査では将来なりたい職業があると答えた子供が、5年前の同調査より減少。
特に高校生の落ち込みが66.8%→50.6%と非常に目立つ結果となりました。
経済不況で自分のやりたいことや夢にこだわるよりも、状況に応じて進学、就職しようという現実志向の子供が増えていると考えられます。

■就きたい職業がない場合、どうすれば良い?

就きたい職業がないのが悪いことかと言うとそうではありません。
中学生、高校生となると進路のことを考えなければならなくなり、「自分は何をしたいのだろう?」と考える機会が増えると思います。 しかし、この時点で明確に興味や関心を将来の自分の職業に結び付けて、確固たる決意、目標を持てている人はむしろ多くないはずです。 このような意味で「なりたい職業がある」と答えられる人が少なくなっているとも考えられます。
この段階で大切なのは、いろんなことに興味を持つこと。
その興味を突き詰めて自分自身をレベルアップさせていく中で、職業について考えていけば良いのではないでしょうか。
自分の個性や適性と照らし合わせるのはその後で十分です。
くれぐれも頭から「私には無理」と決め付けないようにしましょう。

■職業について知ろう!

日本には3万種類近くの職業があると言われています。
その中で知っているものなんてほんの一握りだと思います。 聞いたこともない職業の中に、実は自分の関心に近いものがあるかもしれません。
どんな職業があるのか、調べてみると面白いと思いますよ。
2003年に発行された村上龍の『13歳のハローワーク』という著書の中では、514種類もの職業が紹介されています。
2010年には『新 13歳のハローワーク』も発行されました。
また、公式ウェブサイトもあり、そちらでは簡単に職業について調べることができます。
例えば、「好き」で調べる、では、「花や植物が好き」「音楽が好き」「お料理が好き」「おしゃれが好き」といったあなたの「好き」から、関わりのある職業を検索できます。
「その職業はどんなことをするのか」だけでなく、「なるためにはどんな学校へ行けば良いのか」についても知ることができるので、進路を考える上での参考にもなるはずです。
なりたい自分を見つけるためには、夢を抱くことを諦めないことが肝心です。



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